【屋根防水工事の手抜きと欠陥】
チェックのポイントは、JASSと公庫仕様書など、契約書に添付された設計図書の仕様書との照合ということになる。木造家屋の場合はほとんどが瓦葺きか瓦棒葺きかシングル葺きなどで、アスファルト防水工事などは稀な事例だと思う。ここでは、そうした背景を念頭に置きつつチェックするポイントに触れる。一、最後のコンクリート打ちが終わってから、その上に防水工事をするまでに、3週間以上乾燥させること(未乾燥のコンクリートの上の防水工事は、失敗のもと)。二、このアスファルト防水工事によって、最上階の住戸の耐震壁に亀裂が生ずることが多い(熱膨張による亀裂発生)。三、伸縮目地を防水層までちゃんと下げること。四、防水層の下に釘などがないか清掃する。その他、ゴム製シート防水などでも、下地のコンクリートが乾燥十分でないと、コンクリートの湿気が防水層とコンクリートの間に溜まり、防水シートが「火脹れ」のように膨れ上がり、大した雨でもないのに雨が降ると「ボンボン」太鼓音が聞こえる音公害まで生じる。シングル葺きは、屋根の合板の上に、アスファルトを含浸させた板状材を木板瓦のように、合板の上に軒先側から重ね葺きしていく方法だが、この工法のクレームは、十分にシングル板が接着剤やビスで下地にで固定しないケースだ。意外に多く剥がれている事例を見ます。アスファルト防水での手抜きの典型は、アスファルト層が契約通りに施工きれないで、6層を5層にすることなどだ。
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